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「仕事のこと」カテゴリーアーカイブ

仕事に関することを記載しています

成年後見人が看取るということ

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日本平ホテルから見える富士山
 
今日の静岡はよく晴れて、春がすぐそこまでやってきています。
 
春は新しい出会いの季節でもありますが
別れの季節でもあります。
 
「芽吹く」季節は何かを呼ぶのか、
被後見人さんの具合が悪く、お一人は亡くなり、
お一人は危篤状態が続いています。
 
後見業務や、死後事務委任(亡くなった後の手続きを委任されること)を行っていると、人の死に直面する場面が
どうしても増えていきます。
 
後見人の仕事は法律行為と財産管理だから
看取ることは後見人の仕事じゃない!
 
というご意見もあろうかと思いますが
 
人生の終盤に縁あってかかわりを持った方々が
安心して旅だてるように看取るのも
後見人の役目だと私は考えます。
 
が、しかし。それには相当な覚悟が必要です。
 
成年後見 医療行為の同意可能に
 
現状、成年後見人に医療の同意権はありません。
前々から同意権を付与するかどうかの議論が続いて
いましたが、自民・公明党が成年後見人にも
医療行為の同意を可能にする改正案を国会に
提出する予定になっています。
 
親族の方がいる場合には、(本人の意思が確認できないことを
前提として)親族が同意するかどうか決め、延命治療に関して
も親族が決めているのが現状ですが、
後見人に同意権が付与されることになった場合、
身寄りのない被後見人の場合には、
後見人が決めていくことになります。
 
重い・・・・。
 
この重さに専門職後見人は耐えられるのであろうか。
 
 
私も身寄りのない方の成年後見人に就任しているので
いつかは来るその時の覚悟を決めておかなくてはなりません。

 

認知症訴訟 最高裁でJR敗訴

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160301-00000081-jij-soci

特に認知症の高齢者等を抱える家族、
介護職、そして後見業務を担っている人々にとって
注目度の高い裁判の判決が下りました。
 
 

全文を早く見たいです。
 
 

追記
判決全文が公表されました。
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=85714

 

 

静岡ビジネスレポート NO.1331 【芝 知美】※

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Business Report 2月20日号
に掲載していただきました!
 
表紙はINFINIHOMES㈱吉川社長です
 
障がい児を持つ保護者支援の記事です。
障がい児を対象とした放課後デイサービスの会社の
起業に携われせていただいたり、友人より相談を受けたり
する中で、支援の手が足りないと実感するようになりました。
 
早速お問い合わせをいただき、
何ができるか打ち合わせしています
 
情報があふれる時代
ある程度の情報を入手することは
簡単にできるようになりました。
 
今は情報を正しく理解する力
そしてそれを適切に活用する力が求められます。
 
知る→から→実行へ
 
お力になれたらと思います

 

実例に学ぶ経営戦略 あの企業のお家騒動

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本日は本のご紹介
 
昨年から株主対策の勉強会を月1回のペースで
行っています。
種類株式等のお勉強
 
勉強会で話題になったのがこちら
 

記憶に新しい大塚家具の公開親子喧嘩から
ニトリ、一澤帆布、赤福、キタムラなどなど
大企業のお家騒動を対応策の解説付きで
振り返る本。
簡単に読めて面白いです。
 
 
どこもかしこももめてます。
これだけ大きい企業なのにほとんど対策していません。
 
もめてからの後手後手対策では
大塚家具のように双方傷つけあうことになりますね。
日本の場合、親子で事業承継する企業が多いけど、
肉親だからこそ一度もめてしまうと、こじれにこじれて
しまうもの。
いかにもめないように事業を引き継ぐかがピントです。
 
 
バトンの受け取り方と、時期が重要。
一度バトンを後身に渡したなら、
前社長は経営にタッチしないことも重要(復帰しないこと)
 
 
おすすめです。

 

女性が来てびっくりしたよ~!

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世間一般のみなさんの司法書士イメージ
ってこんな感じなのではないかと思う
 
 

50代から60代あたりのおじさま
地味で堅実で真面目そう
 

なーんてイメージ
 

だからよく
 

「女性が来ると思わなかったからびっくりしたよ~」
 

と依頼者に言われます
大概は好意的に受け取ってくれるので
むしろやりやすくなることが多い。
 

HPを見てお電話いただく方は
さすがに女性だと認識しているけども。
 

それにしても私が司法書士になり早12年
昔と反応が全く変わらないところを見ると
まだまだこの業界も男性社会ですなぁ。
男性社会でも別に不便はないけど、
みなさんのイメージの中の司法書士が
もう少し若返ったらいいなぁっと思います
 

若手の皆さん、がんばりましょう!

 

 

新人司法書士をお預かりします

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静岡県司法書士会では
11月に合格発表があったのち、
中央研修、ブロック研修を受けた後、
6週間の配属研修を受けなければ、
司法書士として活動できないことになっております
 
 

ちなみに法廷に代理人として立つためには
その他に簡易裁判所の訴訟代理権を取得するための特別研修
+考査試験もパスしなくてはならないのであーる
 

6週間の配属研修は、
 

「各事務所で新人司法書士(のタマゴ)を預かり、
6週間の中で登記や供託や裁判や事務所の仕組みや
なんやかんや全部教えてくださいね」
 

という仕組み
まぁ実際開業するには6週間の研修では全然
足りないので、多くの方はその後もどこかの事務所に
就職して研修をすることが多い
 

私の事務所でも、
今年の春にお一人お預かりすることになりました
 

実はその方、他の事務所にすでに就職されているので
6週間の配属研修中のみのお預かり
 

合格して1年目を誰とどう過ごすかで
その後の司法書士人生が変わるっと思っているので
責任重大ですね
 

短い期間ですががんばりまーす

 

 

 

ミャンマー滞在記 4

今回は観光編
 
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バガン遺跡に行ってきました。
ヤンゴンから国内線で1時間半程度の場所にあります。
 
 
パコダと呼ばれる仏塔が点在している地域。
すごい数あります。
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ホテルの庭に梟が!
野生の梟、始めてみた~!
自然豊かな場所です。
 
 
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サンセットクルーズ
 
 
でもね、この川、生活用水になってるからね。
かなり汚いよね
 
 
インドも同じでしたが、ミャンマーでも川が
飲料水であり、洗濯場であり、お風呂であり、
ゴミ箱になったりもする
 
 
自然環境を守ろうという意識はあまりありません。
 
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昔のものをそのまま保存するという感覚もないのか、
パコダを金ぴかのものに作り変えてしまったり、
美しい壁画のうえにどぎつい色で上塗りしてしまったりする
 
 
この辺は美的感覚の差ですかね。
 
 
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インレー湖にも行きました

 
 
インレー湖には、水上生活をしている村人がいます。
畑も寺院も病院も家も、みーーーんな湖のうえ
水耕栽培で育てた野菜を売って生計を立てているそう。
 
 
首長族の女性が出稼ぎに来ています。
 
 
かたやヤンゴンは不動産バブルでコンドミニアムが1億円
越えなのに完売している。
かたや昔ながらの生活を守り、一生この村で暮らす若者がいる。
同じ時代を生きているのに、価値観や境遇やいろいろなものが
全く違う世界が一つの国に混在している。
 
インカレー湖でも場所によってはネットが使えます。
 
首長族の子たちも写真撮影が終わるとスマフォをいじっていた
 
 
情報が共有される時代に、昔ながらの価値観は
どのように変化するのか、もしくは変化しないのか
興味があります。
 
つづく

 

ミャンマー滞在記 3

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*ミャンマーの佐藤司法書士より訂正が入ったので
一部修正しました。(H28.1.19 19時10分)
 
ミャンマーにも法務局があるんですよ~!!
知ってました??
 
 
司法書士あるある
 
 
各国の法務局にわざわざ行き、
テンションが上がりつつ
写真を取る
 
警備員さんに不思議な顔で見られました
 
ミャンマーにも日本でいうところの不動産登記に
あたる制度があるらしい
売却等をした場合には、登録がされる。
 
 
いろんなものがゆるーい国だけに意外←失礼
 
 
中国と同じく土地の所有権は基本的に国のものですが、
英国の植民地時代だったころよりも前にその場所に
住んでいた人々には土地の所有権が認められている
場合があるらしく、土地所有権も登録されている。
 
 
会社登記も制度がきちんとあります
 
外国人がミャンマー国内で起業するためには
最低資本金500万円が必要。
外国人のみでの起業の場合、会社の事業は
「経営コンサルティング」しか認められていない
 
サービス業しか認められていない (現在のところ)
 
 
しかーし、役員等にミャンマー人が入ると、
「すべての事業」ができるようになる
 
*こちら、担当によって言う内容が異なるそうです
でも何でもかんでもできるわけではなさそう。
 
 
なにこのふり幅
 
 
日本のように法規制や許認可制の導入が
まだ進んでいないので、突っ込みどころの
多い制度のようです。
 
友人が実際にミャンマーで起業するようなので
この辺の実情は今後も追いかけたいと思います

 

ミャンマー滞在記 2

滞在記 2 ヤンゴンの市役所
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元最高裁判所
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ヤンゴンの経済発展はすさまじく、各地で建設ラッシュ
が続いております。
 

 

月収8000円のこの国で、1億円越えのコンドミニアム
が完売しているというのだから恐ろしい
 
 

ほとんどは先を見越した不動産投資をしている外国人で
しょうが・・・。

 

ミャンマーの弁護士は企業法務専門がほとんどで
裁判所に行ったことがない先生が多いそうな。
 

最高裁判例も年間3件程度しか出ていないという
ことだし、社会の仕組みが根本的に異なっている。
 

紛争はどのように解決しているのか尋ねると、
 

「賄賂か、夜逃げ」

 

という、なんというか・・・シンプルっていうか・・・
わかりやすい答えが返ってきました。
 

ただ、経済成長とともに今後は紛争解決の仕組みづくり
が不可欠であることは間違いないですね

 

 

うれしいお便り

年賀状、書いてますか?

 

一言添えようと心がけているものの、
量が多すぎてついつい印刷になりがち
 

手書きで一言あると嬉しいですよね。
 

取引先からの年賀状もうれしいものですが、
過去の依頼者の方が送ってくださると
近況も知れて、うれしいし、ほっとします。
 

何年も前の債務整理の依頼者の方も
毎年マメに年賀状をくださいます
元気で過ごしている様子が伝わってきて
新年早々うれしくなりました
 

年賀状、正直めんどくさーって思ってしまうときも
ありますが、1年に一度くらい連絡が取れるきっかけが
あるのもいいですね。