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「会務」カテゴリーアーカイブ

会務について

【日司連シンポジウム】福祉型信託と任意後見制度との適切な連携ー財産管理制度のこれからと民事信託・後見制度の更なる発展を目指してー

オンラインで受講

↑登壇者から見るとこんな感じ

 

 

令和6年3月7日(木)13時から17時まで

日本司法書士連合会主催のシンポジウムに登壇しました


 
 
オンライン開催です。
年度末のお忙しい中、300名を超す皆様にご参加いただきました。
 
 
私の他には道垣内弘人教授、髙橋弘教授、伊庭潔弁護士と
信託・後見分野で著名な先生ばかり
 
 
諸外国との制度比較や、国連障碍者権利条約との関係性など
普段は聞けないようなお話や考察もできましたし、
私自身もとても勉強になりました。
 
 

素晴らしい機会を与えていただきありがとうございました

 
 

every.しずおかにて生活保護に関する取材を受けました

令和3年2月25日放送の夕方のニュース番組
「every.しずおか」の生活保護特集にて取材を受けました。
 
 

たまたま取材時期、「生活保護支援ネットワーク静岡」の相談員が
私だったため、当法人に取材に来ていただいたという流れ。
 
 

放映後、相談電話が増え反響があるようです。
 
 

私が生活保護や生活困窮の相談を受けていて思うことは、
相談者(利用者)と行政の意思疎通の難しさです。
 
 

1時間ほどの取材が編集され切り取りされて放映されましたので
行政の対応を非難しているように聞こえたかもしれませんが、
私の言いたかったことは、行政の対応が(一方的に)悪いとか
水際作戦を食い止める!とかそういうことではなく
(もちろん申請をさせないという対応はダメなことは前提として)
行政と利用者のコミュニケーションをもっと円滑にし
現状を理解しあうことをまず始めなくてはならないということです。
 
 

現在コロナ禍でさまざまな支援制度が出来ていますが、
担当する部署が違ったり、要件も異なり、複雑でわかりにくくなっています。
 

複雑な制度を説明する側も、利用する側も、言葉が足りなかったり、
意思疎通が出来ていない、知識がないなどの原因で
正しい運用を行政が行っていたとしても、利用者側から見れば
拒否されていると受け止めてしまったり、お互いに今の状況が理解しあえず
適切な支援につなげられなかったりして不具合が生じています。
これは行政側の説明不足や利用者側が話を聞いていないなど
お互いのコミュニケーションエラーの問題であるように思います。

 

また特集でも触れていましたが縦割りの行政のわかりにくさも
利用者にとっては負担になっていると思います。
ここは行政の皆さんもやりにくさがあるのではないでしょうか。
 
 

様々ある支援制度をわかりやすく説明する
行政から言われた内容の意味をかみ砕いて説明する
なぜそれができないのかという理由を、法律に基づいて説明する

私が担当した相談の多くは上記のように、「説明」をすることで
解決しています。

もちろん中には法的な対応が必要な案件が寄せられます。
その場合には私たちが同行して支援することになります。
 
 

コロナ禍もあり、生活が困窮する方々は増えています。
今後はますます増えていくと予想されますので、
生活保護の申請等でお困りのことがありましたら
生活保護支援ネットワーク静岡にご相談ください。
 
 
平日 9時から17時まで無料電話相談を行っています。
当番制で司法書士・弁護士が対応します。

生活保護支援ネットワーク静岡
電話 054-636-8611

 

【起業家向け】チャレンジしたい人が絶対気になる!私×起業×静岡市

有楽町にある東京交通会館内に
認定NPO法人ふるさと回帰支援センターなるものがありまして
都道府県の出張相談所が軒を連ねて、移住相談等に
対応しております。
 
 
私も今回初めて知りました
 
 
その東京交通会館にて
 
 
静岡市役所主催
静岡県事業引継支援センター
SOHOしずおか
常葉大学造形学部
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
共催
 
 
チャレンジしたい人が絶対気になる!
私×起業×静岡市
 
 
と題して、セミナーと個別相談会を開催しました
私は相談員として参加しました
 
 
静岡市は残念ながら人口流出が全国ワースト4
住みやすくていい県だと思うのですが、
どんどん人がいなくなり、企業が元気なくなり、町が元気なくなり、そしてまた人がいなくなるという悪循環
 
 
静岡市内で起業を目指す人々の応援をする
ことで、静岡市を元気にしよう
という試みです。
 
 
当日は大勢のみなさんにお越しいただき、
大盛況だったと思います。
実際に静岡に移住してきてくれたらうれしいなぁ。
 
 
事業計画についての相談や静岡に住んでいて思う
静岡市民の気質なども質問に上がり、
日頃の法律相談とはずいぶんと傾向の違う相談会でしたが
今まで「起業=会社設立登記の相談」という視野の狭い
ものにとらえがちだった我々司法書士にとっても
刺激のある相談会でした
 
 
3月16日付静岡新聞に写真入りで記事が載っているので
みられる方はぜひ読んでくださいね

 

会務は誰のため?

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5月は総会シーズン
先週末、私が所属する静岡県司法書士会・
静岡県司法書士政治連盟の総会が行われました
 

静岡県司法書士会の総会にて
静岡県青年司法書士協議会会長の佐藤麻妃ちゃんより
 

「会務が多すぎて若手司法書士が疲弊しているから
会務の担い手を分散させるとともに、若手に複数
振らないでほしい」
 

というような質問というか、申し入れがありました
 

「よくぞ言った!」
 

という(主に若手の)反応とともに
 

「まったく軟弱な、だから若いものは・・・・!」
 

という(主にベテランの)反応も入り交じり物議を醸しています。

 

ちなみに平成27年度の静岡県司法書士会には
19の委員会がありました。

私は業務研究委員会のうち、株主対策研究と創業支援(2つ)
調停センター”ふらっと”の副センター長
に属しております
 
 

その他に政治連盟の副幹事長、
司法書士総合相談センターしずおかの相談員、
市役所等の無料相談員、
法テラスの扶助審査員、
 

その他関連でいえば、
 

全青司ADR推進委員会幹事
生活保護支援ネットワーク 相談員
公益財団法人 ふじの国未来財団 監事
 

もう一つ本日加わることになったので
全部で11
 

他にもなにかあったかな・・・??
 

というように複数の会務、事務所の仕事以外のものを
抱えております。
会務やその他のものはほとんどがボランティアベースです。
(日当が出るものもありますがほとんどが少額です)
 

これでも一時期よりはだいぶ減ったのですよ?
 

静岡県司法書士会の会員は約480名程度
だと思いますが、会務を担っているのはその内
一部の会員のみです。
にもかかわらず、会の業務がどんどん増えているのが
現状ですので、多重会務者が続出する結果に
なるわけです

 

会務は市民の皆さんのため、
司法書士制度のために担っているわけですので、
資格制度に守られて仕事を行っている人は
くまなく全員会務をおこなうべきだと考えます。
 
制度自体潰れる可能性のある時代です。
自分のことばかり考えている人は
得をしているように見えて、実は自分で自分の首を
しめていますよ。
 

また会務をとおして自分自身が成長もできます。
 

役割が自分を成長させる
 

役割が与えられることで勉強をし
能力を高め、ステップアップしていく。
 

そんな効果があるのでは?
 

でもこの効果は、自分が進んで行っているかどうか
大きく異なります。
あとは事務所の業務が安定しているかどうかでも
異なるでしょう。
 

亡くなった父によく
 

「(司法書士)1年目はありとあらゆることをやれ。
2年目以降は自分のテーマを見つけて絞って追及しろ」
 

といわれました。
 

ですので、私は1年目は言われれば何でも引き受け、
いろいろな経験をさせてもらいました。
2年目以降は私のライフワークであるADRに絞って
(その割には全然絞れていないけど・・・)
会務を行ってきました。
 

会務にあっぷあっぷしている若手のみなさん、
いずれ力となっていくはずですが、いやいややるくらいなら
辞めたほうがいいです。
引き受けたからには楽しんで行う。
それが無理なら引き受けない。これ鉄則
 

自分のテーマを絞って、テーマに沿ったものを
担ってみましょう。
同じ会務でも市民の皆さんへの貢献も、自分自身へのリターンも
全く異なってくるはずです。
 

私も含め、後輩に会務を振る立場の先輩司法書士の皆様
「自分(先輩)もあなた(後輩)より多く会務やって
いるんだから、このくらい大丈夫でしょ?」
という心の声がダダ漏れしている恐れがあります。
 

気を付けましょう。
 

キャパは人それぞれです。
キャパよりも少し多めの役割を与えて能力を伸ばす
ということもありますが、キャパ以上に大きすぎる
と病みます。
 

「今どきの子は軟弱だ」と思われるかもしれませんが
いつの時代もそんなものです。
 

北風と太陽で例えるのであれば、太陽になって
後輩のみなさんの能力とやる気を育てましょう。
 

自戒を込めて。

 

女性のための女性司法書士による無料相談会

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女性のための女性司法書士による無料相談会
を開催します
 
当法人からは御室司法書士が参加します
 
平成28年3月6日(日)
 
13時から16時
 
場所 静岡県司法書士会館
 
面接相談 直接司法書士会へお越しください

(予約可能・予約なしでもお受けできます)
 
電話相談 054-289-3704
 
キッズスペースあります
 
ご活用ください。

 

電話相談員の心得

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山梨から見た富士山
もう秋ですねぇ~。

 

司法書士会では平日毎日司法書士による無料電話相談と
面接での無料相談を行っています。
 
昨日は電話相談の当番日
 
Nさんもご一緒しました
 
今まで相談員の登録をしていなかったという理由で
なぜか私が大先輩であるNさんに電話相談員の心得を
教えるという非常に恐縮する3時間でした
 
電話相談は面接相談と違って顔を見て判断することや
資料を見て回答をすることがきないので、
その分コミュニケーション能力も問われますし、
聴き取り力、判断力が問われます
 
ゆっくり話す
質問内容がわからない時には、様々な角度から確認をする
曖昧な回答はしない
相づちを意識して入れる
 
このあたり、意識しながら行っています。

 

手軽に司法書士のアドバイスが聞けるという利点が
ある反面、資料等を見ないと的確な回答を行えない
事案もあります。
(その場合にはお近くの司法書士を紹介します)
自分の求めている答えを引き出そうとして
誘導してくる相談者や質問したい内容がわかりにくい
相談者の方もいるので、面接相談よりも大変だと思います。
 
先輩に教えることは何もなかったように思いますが
自分の相談を見つめなおすいい機会になりました。
 
常に自己研磨が必要ですね

 

電話相談当番員

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静岡県司法書士会では、平日14時から17時まで
2名の司法書士による無料電話相談と
1名の司法書士による常設無料面談相談を行っています
 

相談員からすると面談の方が相談を受けやすい
資料も確認できるし、表情や雰囲気もわかるし。
 

電話での相談は
相談者にとっては手軽でいいと思うけど、
相談を受ける側には相当なスキルが求められます
 

うまく相談内容を伝えられない人も多いので、
資料もなく、聴き取りだけで質問内容を把握し、
的確な回答をしなくてはなりません。
 

法律の知識は当然として、
事案を把握する力、説明力が求められますね

 

昨日の電話相談は3時間で10件以上(一人)
終わった後はぐったりでした。

 

託す側・託される側~事業承継

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事務所のすぐ近くにある「がるそん」の
カレー
独特のスパイスでおいしいです
 
静岡県司法書士会の定時総会も終わり、
会務がまた始まります
 
今年は種類株式と事業承継の研究会チームに
参加させてもらうことになりました。
 
事業承継の問題は多くの社長様より
相談を受けます。
会社法等の法律問題はもちろんのこと、相続・
税務・経営・・・多角的なサポートが必要ですね。
一番難しいのは託す人と、託される側の想い

の違いがお互いに認め合えるかどうかだと思う

 
2事務所も託されたわたくし。
託される側の苦労は十二分にわかっているので、
託す側からの視点だけではなく、
託される側からのやりやすさ等も含めて、
よりよい支援ができるようになれば
いいなぁ~と思います