【不動産登記/Q8】根抵当権と抵当権の違いを教えてください
Question
抵当権と根抵当権の違いを教えてください。
Answer
根抵当権は、抵当権の一種であって、根抵当権者と債務者との間に生じる
「不特定多数」の債権を担保するものです。
抵当権と根抵当権は、
担保する債権が特定(→抵当権)
担保する債権が不特定(→根抵当権)
に大きな違いがあります。
根抵当権は「特定」の債権を担保する抵当権とは異なり、
「極度額」と呼ばれる一定の枠内(金額)で反復継続される取引
を担保することができます。
企業取引に対し、頻繁に借り入れや返済をする場合、
その都度抵当権を設定するのは煩雑であるため、根抵当権が認められました。
よって、根抵当権の債務者は法人や個人事業主など事業者が多いことも
抵当権の債務者との違いになります。